Tiger Uppercut!〜ある秋田人の咆哮

タイガー!タイガー!アッパカーッ! 秋田の歴史、文化、グルメ、時事、そしてステキな未来を書き下ろし!
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君、秋田弁を蔑むなかれ
2年にわたってある県のメルマガに寄稿していた原稿をまとめてupしておきます。
まずはこれから。


「君、秋田弁を蔑むことなかれ」

そういう自分も幼少の頃は、どうにも秋田弁がコンプレックスでした。
こういう言葉を使っている自分は実は日本人でさえなく、
とても差別された卑下されるべき存在なのだとさえ思っていました。
別に親や先生にそう教えられたわけではないんですが、
少なくともテレビでの「東北弁」はそういう扱いをされていたので、
知らずに持たされてしまった劣等感だったのだと思います。

しかし成長し、自分でいろいろ歩けるようになり、
国内の他の地域や人々と交流し、海外へも行き、
関西弁、名古屋弁、九州弁、英語や韓国語や中国語などの様々な言語に生で触れるにつれ、ついにわかりました。

「別に、恥じるべきものではないと」

ずいぶん遠回りしたものだと思いますが、
現実に、東北弁は蔑視されている雰囲気にあると思います。
なんなんだろうこれは?

明治政府が行った施策の一つに「言語の統一」があります。
それまでの日本では、各々の地域で各々の風土に適った言葉を使っていました。
しかしそれぞれに話す言葉が多少なりとも違うので、
国家を運営していくには非常に不便です。
ということでその当時、東京周辺で話されていた言葉を基に
整備して作ったのが「標準語」です。
これを制定して普及させることによって、
国民に法令などの「中央の意思」を行き渡らせようとしました。

さて、それを普及させるために方言蔑視キャンペーンが始まります。
手っ取り早く標準語を普及させるには、
これまであった言語である方言を蔑視する雰囲気を作ってしまって、
葬り去るのが最も手っ取り早い。
そう思いついた当時の政府関係者が、

「標準語はとてもスタイリッシュで方言は田舎くさし」

という風潮をメディアなどを駆使して巧妙に作りだしていきます。
特に明治政府は成立の経緯もあり東北をあからさまに毛嫌いしたので、
東北弁に対しては手を抜かずにキッチリやりました。
結果、標準語は普及し、東北弁は失われていく。
要するに「方言蔑視政策」は「標準語普及政策」と表裏一体なのです。
それが今もなお風潮として続いていて、
秋田弁は次第に使用される機会が激減し、衰退し続けている。
薩長が我々に放ったボディブローは140年経った今でもじわじわと
効いているのです。

はい、すいません。
以上は私の勝手な被害妄想です(笑)

標準語をきれいに話せるようになることは重要ですが、
現代を地方で生きる「現代地方人」としては、
それだけではなにか物足りません。
というのも言葉とは風土、すなわち生活の連続から出てくるものですよ。
だとすれば、話す言葉にも誇りを持たなければいけないと思うんです。
そして言葉は使われなければ失われてしまう。

標準語を話すべき時は標準語、秋田語を話すべき時は秋田語、
イギリス語を話すときはイギリス語。
堂々とTPOで使い分けることが「現代地方人」に求められています。
そしてそれができることがカッコイイことだしオモシロイことなのです。

秋田弁をもっと知り、もっと使い、もっと伝えましょう。
特に女性ですね。
若い女性ほど秋田弁を使いたがりませんが、
私の知人などでも秋田弁を流暢に話す女性は実に魅力的です。



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