Tiger Uppercut!〜ある秋田人の咆哮

タイガー!タイガー!アッパカーッ! 秋田の歴史、文化、グルメ、時事、そしてステキな未来を書き下ろし!
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2020年に卒業する君たちへ

※このテキストは2020年3月1日に秋田高校卒業式で読み上げる予定だった来賓祝辞です。

 

本日、卒業式を迎えた272名の皆さん、誠におめでとうございます。

また、ご家族の皆様にも心からのお喜びを申し上げます。

 

入学以来今日まで、君たちは秋田高校の恵まれた環境によって、

まさに文武両道で努力し続けてきた。

青春の躍動、歓喜に満ちた、

まさしく汗と涙の結晶といえる貴重な素晴らしい日々だったことだろう。

それぞれの目標に向かって本当に三年間よく頑張ったと思う。

 

しかしその結果、目標に到達できた人ばかりではないだろう。

満足のいく結果として残すことができた人はむしろ少ないだろう。

 

頑張っていれば、いつか報われる。

持ち続ければ、夢は叶う。

そんなことは幻想であり、

たいてい、努力は報われない。

たいてい、正義は勝てはしない。

たいてい、夢は叶わない。

 

そう、それが現実だ。

一方では、苦難と苦悩に喘いだ三年間でもあったことだろう。

そしておそらく、人生はその繰り返しだ。

 

しかし今、君たちはこの三年間の苦闘によってすでに知っている。

 

自由とはなにかを。

 

そして、

滾々とあふれ出る好奇心の使い方を。

自分の限界を自分で決める愚かさを。

未知の世界へ颯爽と飛び込む勇気を。

忍耐が暗闇の中を照らすということを。

そして、親友、先輩、後輩、あるいは他校のライバルたち、恩師、家族、

自分を支えてくれるすべての存在への感謝を、

すでに君たちは知っている。

 

目標に向かって進むときに必ず立ちはだかる困難な現実。

その困難な現実に立ち向かうためのあらゆる力。

それこそが三年間の結果、君たちが等しく、秋田高校から獲得したものだ。

三年間、うぐいす坂を登った者でなければ知り得ない特別な視界、視野。

そこに君たちは今日、全員到達した。

その一点について、

心から嬉しく思うし、

本当に心の底からおめでとうと言わせていただきたい。

 

これから進学を果たし、

それぞれの能力と人間性をさらに高めていくことだろう。

しかし君たちは、

これから到来する未知なる社会の変化と戦うための土台は、

すでにできているといえるだろう。

どうか時代の先をどんどん走っていってもらいたい。

君たちは自由だ。

世界は君たちを待っている。

己の求めてやまない信じる道を定め、

生き生きと新たな未来を創り出していってもらいたい。

そんな君たちを、

今までよりも、少しだけ離れたところでただ見つめながら、

これからも、親として想いをいっそう濃くしていきたいと思う。

 

最後に、安田校長をはじめとする教職員の皆さま、

大変お世話になりました。

激務の中でも己を顧みず、

まさに身を粉にして指導される先生方を現場で間近に見てきました。

おかげさまでこうして全員の晴れ姿を見ることができました。

どんな時代となるにしても、

世を創るのは人であり、人を創るのは教育である。

深甚なる敬意と感謝を申し上げます。

 

重ねて申し上げたい。

君たちの成長と、その証である今日の卒業を、心から祝福する。

おめでとう。

 

以上、令和二年三月一日 

 

 

春のうぐいす坂

 

 

2020年初頭から始まった新型コロナウィルスによる突然のイベント中止延期騒動によって、

読み上げることの叶わなかった祝辞を記しておきます。

つたなくさもない祝辞ではあるけれども、

まったく陽の目をみないのはどうもケツの座りが悪いので。

 

祝辞を考えるにあたっていろいろ悩んだ。

特に歴代の方々は本当に地元名士のお歴々の立派な方々ばかりで、

比較されるといかなる面でもかなわない。

よって、

 

「いまこの瞬間に息子に語りかけたいこと」

 

という単純なことのみを主題にして浮かんだ言葉をただ文字にした。

もしも通常通り式が行われていたら272名の中から息子の顔を探し出し、

その眼だけを見つめながら壇上から語り続けていただろう。

数多いるご父兄の、

それぞれのご子息ご息女に対するそれぞれの想いの、

ほんのひとかけらでも代弁できたとすれば望外のことである。

 

 

| T U | その他 | 12:06 | comments(1) | - |
人生の第三幕

JUGEMテーマ:日記・一般

 

自分のこれまでの半生をざっくり振り返ると、

少年青年時代を第一幕として結婚・会社創業でそれが閉幕し、

同時に出産育児・会社経営の第二幕が始まった。

そして今、その第二幕が親父の死と息子の野球終了で幕が閉まった気がしている。

仕事も一大局面を目前にしているのもあるせいか大転換の転機到来を感じている。

おそらくこの第三幕こそが自分の人生がどんな人生だったのかを決定づける時期になるんだろう。

しかもこの第三幕はなんの予告もなしに突然閉幕してしまう可能性もあるステージだ。

無限の時間があるわけじゃないことも認識しないといけないんだろう。

今、2019年7月14日。

甲子園予選秋田県大会2回戦に負けた翌日に思う。

 

野球はよかった。

本当によかった。

 

 

さあ第三幕へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| T U | その他 | 15:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
時の女神
私の幼少期は幽霊との戦いの日々だった。
実に過酷で激しい長い長い戦いだった。
いかに深い眠りであろうと物音がするとびびって起き、
特に近所で誰かが死ぬとその幽霊がいつくるかいつくるかと怯え、
寝られない日々を過ごした。



たとえ夜中に尿意をもよおしても体力と精神力の限界まで耐え続け、
もはやこれまでというところまでくると、
いちいち幽霊との決戦を覚悟して、
はるか1階にあるトイレまで特攻の精神で一歩一歩おそるおそる前進した。
そのときに私があみ出した破邪の呪文を唱えながら進むのだけれども、
どんな呪文だったのかは恥ずかしすぎてここではとても言えない。



さらに、トイレ前の幽霊との決戦において、
武運つたなく敗れてしまったときのための伝令として、
隣ですやすや寝ている妹を常に叩き起こして、
私のトイレに、いや戦場に同伴させた。
妹にしてみれば私に殺意を持ったに違いない。
しかし、そんなことなどおかまいなしに私は幽霊との戦いに明け暮れた。
そんなもんだから必然的に朝寝坊して、
朝になると今度は怒り狂って怒号を浴びせる母親と戦う羽目になった。
私の幼少期は血塗られていた。

その中でも最強で最大の敵だったのが、
若い女の幽霊だったのだ。



今から30年ちょっと前に近所で火事がおきて、一家全焼。
その新築の新婚家庭は業火によって灰燼と化し、
焼け跡からは嫁いできたばかりの若くて美しい女性の焼死体が発見された。
そしてそのときから、
その亡くなった彼女と私という少年の長い戦いが始まったのだ。
彼女はその事故の直後からすぐに、

「白い服を着た髪の長い若い女の幽霊が道に立っている」

という噂になった。
それを見たという目撃証言も何度も聞き、私は最高レベルで警戒した。
実は夢には何度も出てきたのだ。
あまりにも出てきたのではっきり覚えている。
私の中での幽霊の原型とはその夢の中に出てきた彼女そのものだ。

そのため、私は対彼女専用の強力な呪文もあみ出した。
それだけでなく特別に独自の印(振り付け)まで開発した。
もちろんここでは公開できない。その途端、私のキャリアは崩壊する。
しかしここだけの話、左腕には黒龍王を棲まわせることに成功していたし、
ザラキも実用化まであと一歩のところまでいっていた。
バハムートを召還しようと思えばそんなに難しいことではなかっただろう。



そこまで万全を期していたにも関わらず結局、決戦の時は訪れず、
すやすや眠る妹は毎晩のように出動を要請され、母親は毎朝怒り狂う。
私の人格は崩壊寸前になるまで追い詰められた。
そんな日々をどれだけ過ごしただろう。
彼女はそれほどの強敵だったのだ。

そして30余年が過ぎ。

なんとその積年のライバルの実在の姪が、今、会社にいる。
その火事の直後に生まれたというその姪は、
叔母の生まれ変わりだといわれて育てられたという。
そして奇しくも。
嫁いだ先も同じ場所。
生まれ変わった彼女が選んだ名前はアツコ。
こんな運命があり得るものだろうか。

入社して、その身の上を彼女から聞いたときに、戦慄した。
あの幽霊は30年の時を越えてずっと自分を見てくれているんだと。
おそらく生き写しなんだろう彼女の顔を見ていると、
30年前からずっと見守られているような感覚になる。
あの人は幽霊ではなかった。
時の女神だったのだ。



もしも火事にさえ遭わなければ彼女の未来は燦々としていた。
どんなに心残りだっただろうか。
新しい家庭、未来と希望のあふれる家庭。
すべて火炎の中に消えた。
しかも突如、一夜にして。

当時、若い彼女の思いは残っただろう。
そして、近所の私を見つけ、私の夢の中に現れ、
今、私を助けようとして生まれ変わってくれているのかもしれない。
いやその遭難、死でさえ、今のための運命であったのかもしれない。

千年に一度だといわれる大震災直後に私の前に現れた実在のアツコ。
この因縁を思い出すたびに、
時空を超越したとてつもない宇宙規模の「やさしさ」を感じる。
昔の人はこういう感覚を観音様とかマリア様とか言ったのかもしれない。

そして事実、
その姪であるアツコの働きなしには私は少しも仕事を進めれない。
会社にとっても私にとっても大切な存在だ。

いろんな存在に自分は見守られている。
だから絶対に私は立派な人間にならなければいけない。
そして私が今生きている世の中に対して恩返しをしなければならない。
という思いをあらためて誓い、すべての呪文を封印した。

 
| T U | その他 | 17:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
橋の向こうには

毎日パソコンのモニタを何時間も見ている生活を、
10年続けていると視力が悪くなると思われがちだが、
実際のところ、私の視力はいまだに2.0だ。
しかも本気を出せばもっと見える自信がある。
そういう人が社内にもう2人もいるので、
PCが眼に悪いというのはまったくのウソだと思っているが、
私の視力がすこぶるいいのはそれにしても事実で、
そして理由はこうだと思っている。

幼い頃、私の家は共稼ぎの貧しい家で、
母さんは毎日バスで1時間もかかるところにある
秋田駅前の裁縫会社に働きに行っていた。

学校から帰ってきても母さんはいない。
しかし夕暮れ時になると、
その日の食材やお土産などの荷物をたくさん両手に持った母さんが、
川向かいのバス停で降りて橋を渡ってくるのだ。



この全長200m以上もある長い橋。
私と妹は、母さんの姿が現れるのをワクワクしながら今か今かと、
二人で橋の先をずーーーっとずーーーっと見つめていたのだ。



私の目が良くなったのは、きっとここで母さんを待っていたからだ。
もちろん、妹の眼も2.0だ。



その母が一昨年、還暦を迎えた。
孫に囲まれて写真におさまっている母をみると、
意外と幸せな人生だったんじゃないかと思ってしまう。




元気で長生きを。






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| T U | その他 | 16:03 | comments(1) | trackbacks(0) |
ベアーハザード5 〜形勢逆転!

しかし、これを耐えきってしまうともうこちらのペースだok余裕。
熊よ、死ぬのは貴様の方だ。



というのも、
もう一度熊がブーメランフックを試みようとしても、
悲しいかな、熊と私の間には間合いがない。
つまり突進するために必要な助走スペースがない。
よって、いかに熊がフックを放とうとも、
渾身の第一撃ほどの威力はないその攻撃は、
すべて私の頭部に輝くメットに完封されるだろう。
熊が打撃による波状攻撃で有効な致命傷を私に与えることは、
すでに理論上不可能なのだ。

しかも、熊の第2次攻撃である噛み付きに関しても、
私のメットはパーフェクトに対応するだろう。
だいいち熊に囓られたくらいで割れるようなメットなどは売ってない。
それはそうと、
なぜ「パソコンの館」にあんなにメットが売っているのか不思議で仕方ないが、
さあ反撃だ!

「さっきはよくもフックかましてくれたなこの熊公!地獄に落としてやるぜ!」

なんて、威勢のいい罵声を浴びせながら楽しく反撃を開始しよう。
しかし、ここで悩ましいのは、その攻撃方法だ。
私が武術の達人か新実容疑者であるならば、鉄山靠でもかまして、
一気に息の根を止めてしまいたいところだが、
もちろん私にそんな心得はない。

なにしろ一発の攻撃で仕留めることが求められるのである。
もたもたしていたら熊に間合いをふたたび取られ、
最初から始められてしまう。
さすがにあのブーメランフックを連続で2回も食らってしまうとなると不安だ。
たぶんメットは大丈夫だろうが、私の首の骨の方が心配だ。
一撃で仕留められなければ、
罵声を浴びせられて怒った熊は何度でも立ち向かって来るだろう。

ということで、ここは人間らしく、なにかえげつない道具を使いたい。
そこで考えたのが「金属バット」だ。
すでにおわかりの通り、
この漫画のようなアイテムを選択したということは、
まるでいいアイデアが思いつかなかったからということに他ならない・・。





しかしだ。
武道の心得はないが、私にはベースボールの心得が多少あるのである。
鍛えに鍛え抜かれたスウィングで、
熊ゴローにハードヒットをお見舞いすることができるのだ。
しかも私は都合のよろしいことにスイッチヒッター。
どのようなアングルからでも、
うねり打法による本気モードの一打を繰り出すことが可能だし、
それどころか、両打ちの特性をいかしてなんと連打さえも可能なのである。

いかな熊とて、このような打撃を喰らって、
谷底につき落とされてはひとたまりもないだろう。
しかも、この闘いによるこちら側の損耗は何一つないのだ。
このあと、また別の熊五郎に遭遇したところで同じことを繰り返すだけだ。
慣れてくれば先制の右フックも見切ることができるようになるかもしれない。

唯一、難点があるとすれば、
金属バットにフルフェイスのメットという姿で山中で誰か人間に出会ったら、
間違いなく殺人鬼だと思われるということぐらいだ。
作戦としては完璧に近いだろう。


さて、これで私と熊とのしょうもないストーリーは終わるのだが、
これから本番の熊シーズンに向けて、
日々、バッティングセンターでうねり打法の特訓をするというのが、
私の生き延びる唯一の道となってしまった。

ということで、ラウンドワンの会員になってきました。
いずれみなさんにここで、
勝利の報告ができるように今日もまた修練に行ってきます。





この記事を、すべての山を愛する者のために捧ぐ− 。



→ ベアーハザード1 〜熊いすぎ
→ ベアーハザード2 〜回避から積極決戦へ
→ ベアーハザード3 〜先制攻撃
→ ベアーハザード4 〜メット・・
→ ベアーハザード5 〜形勢逆転!







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| T U | その他 | 12:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
ベアーハザード4 〜メット・・

熊の先制攻撃のフックを敢えて受ける。

そのハードヒットをうけた上で反撃可能な体制をつくるのだ。
喧嘩に勝つ秘訣は先制攻撃だと古今東西を問わずに言われているが、
それを捨ててまず防御をする・・。
なんと最初から分の悪い闘いなのか・・。

そのためにまず不可欠なのが、
熊のブーメランフックから頭部を守る防御力の高い防具。
なにしろここでまともに食らい、立ち上がれなくなってしまったらGame is over..
すべては無に帰し、私のbodyは熊に好き勝手に囓られる・・。
なんとゾッとする結末だろう。

だからここでは、妥協のない防具をチョイスする必要がある。
それはやはりメットだろう。
よく山中で工事現場のヘルメットをかぶった人を見かけるが、
あれではなんの役にも立たない。
私が現役のマタギ(イギリス人だけど)に聞いたところによると、
一撃目は間違いなく後頭部を狙ってくる。
となると、あのタイプのメットではそこががら空きなのだ。
それを考慮するとやはり、
レーサーなどが装備している、
フルフェイスのダンプに頭部をひかれてもビクともしないようなヤツが不可欠だ。

  

しかしここで多少の問題が。
フルフェイスなどかぶって山を歩けるか、ということだ。
可能だとしても山に行く本来の目的は達成できないことになるだろう。
しかし、そんなことは言ってられない。
導き出された解が、まずは、

熊の突進&ブーメランフックにいかにして耐えるかということなのだから・・

よく、山で熊に巴投げをして勝った老人の武勇伝をニュースで聞くが、
もちろんあれは冗談だ。
70歳をゆうに超えたシャビーな老体が、
筋肉の固まりであるあの黒き野獣を、
柔道の大技中の大技をもって撃退などできるわけがない。
しかも、巴投げで投げてすかさず縦四方固めで落とした、
とでもいうならすごいかもしれないが、
そんなことはあの猪木だって無理だった。
実態は、突進してくる熊の豪快なフックに、
腰が抜けて後ろに倒れ込んで運良くかわし、
そのまま熊が後方に転がっていって難を逃れたというだけに過ぎない。
まったく幸運な老人たちだ。
もうちょっとよろけて倒れるのが遅ければ、
翁の頭部はいとも簡単にもっていかれただろう。

私も運を頼みに先制攻撃をよけることに修練の時間を費やし、
チャレンジしてもいいのだけども、
作戦とは幸運に依存してはいけないものなのだ。
では、メットをして相手の突進を待ちながらも、
かわせるようならかわそうという思想も成立するだろうが、
そんな半端な覚悟で、孤独で過酷な現場で、
あれこれ小細工を実行することができるとは到底思えない。

やはりここはメットに賭けるのだ。
メットの防御力をフルに利用してブーメラン右フックをうけきってみせるのだ。
かなり困難なことだと想像しているが、やるしかない。
やらなければ間違いなく私は熊に囓られて絶命するだろう。




ということで、以上を整理すると、
私は山中でベアーにあったらまず間合いをとりながら挑発し、
その上でヤツの突進を許し、熊のやりたいようにブーメランフックを打たせる。
そしてそれを思いっきり後頭部で受けきってみせ、
なおかつ意識のある状態でその場に立つことが求められる、ということだ。

なんて困難な戦いなんだろう・・。



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| T U | その他 | 09:55 | comments(2) | trackbacks(0) |
ベアーハザード3 〜先制攻撃

ということで、まず熊に慣れようとして熊牧場に行ってみた。



正直言って、この目的のためだけにわざわざ遠いマタギの地まで行ってきた・・。
しかし、行ってみるとそこにはいるはいるはかわいい熊ちゃんたち。
愛嬌を振りまいてエサを求める彼らはどこから見てもままんで下等な動物・・。

なんで自分はこんな畜生に脅かされているのか悲しくなってくる。
しかしながらもちろん、彼らの愛嬌が最高にいいとうことは、
彼らが危険でないということを少しも意味しないのだ。
決戦のときにはいっぱしの闇の野獣として私の前に立ちはだかることだろう。
そのことは数々の惨劇が証明している。




先日、友人である生粋のイギリス人の五城目マタギの人に聞いたところ、
熊が襲ってくるときは、

「突進後、直立して右フックで後頭部から左側頭部をえぐり、
その後噛み付いて致命傷を与える」

という身の毛もよだつパターンがもっとも多いそうだ。
この戦闘パターンから考えられるベストそうな方法としては、
まず右のブーメランフックを出させる前に先制攻撃をして機先を制することだ。
熊が突進してきている最中に何か打撃を与えなければならない。

やはり最も効果的なのが銃だろう。
そして、その距離での間合いならハンドガンが最もいいだろう。
しかも強力なマグナム弾を発射できるようなヤツ。
これでいつどこでクマが出てこようとok!問題解決!
といきたいところだが、しかしここは日本。
そんなことを話をしても詮無きことだ。
なんともアメリカがうらやましい。

他にも弓や棍棒、刀槍などが考えられるが、
正直言って、銃が使えないのなら、
どれも先制の大打撃を相手に与えることができるとは思えない。
剣の達人なのならいざ知らず、もちろん私には武道の心得などなにもない。
仮にあったとしてそんな獲物をいくらもったところで、
かすり傷一つ与える前に熊の必殺ブローのブーメランフックを食らい、
その上、好き放題にかじられる自信が私にはある。

やはり飛び道具がいい。
昨今、熊対策として唐辛子スプレーが売られている。
しかし、私にはどうしてもあれが効果的だとは思えない。
インチキくさいのに1本1万円近くもするという高価格なことも、
一段とそれに拍車をかけているのだが、
猛突進してくる黒き野獣に唐辛子をかけるなんて、
安い漫画のようなことがあってたまるかと思うのだ。
それが理由で私は唐辛子スプレーを携行していないし、
今後もこれを使用するつもりはない。
この判断が私の命運の明暗をわけるかもしれないが、
たぶん私の判断に間違いないだろう。
そんなに甘い敵ならば世話ないのだ。

こうなってくると飛び道具の中で効果的なのが、自由を奪う系のアイテムだろう。
なにか投げ網などのようなもので結界を張って、
突進してくる熊どもの自由を奪い虜にしてしまう。
これができれば完璧だ。
自由を奪ったらゆっくりと熊に近づき罵声を浴びせて通り過ぎることもできる。

しかし、やはりこれも無理だろう。
ワンタッチで完全に虜に出来る投網ガンのようなものがあれば、
もしかしたら可能かもしれないが、実用化のアイデアがまったく浮かばない。
大仕掛けなものであれば一度くらいは仕留めることができるかもしれないが、
忘れてはいけない。
我々の敵であるベアーは一匹ではないことを。
山中にはうようよどいるのだ。
その帰りの山中でふたたびアナザーベアーに遭遇したらどうしようというのだ。




となると消去法で、

「一撃目を敢えてうける」

という恐るべき作戦を選択せざるを得ないのだ・・。



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| T U | その他 | 11:48 | comments(1) | trackbacks(0) |
ベアーハザード2 〜回避から積極決戦へ

いずれにせよ、こんなにマウンテンに行っている私のこと、
いずれ必ずヤツらにお目にかかる時が来るだろう。
であるならば、その決戦の時のための準備を怠らないのが、
やはりマウンテンに入る者のたしなみであるだろう。

まず、熊との戦いに勝つためには、できるだけ決戦を回避することだ。
決戦を回避しながら、政治力、行政力などの、
人間特有の利点を駆使することによって時間をかけて包囲し、
全滅に追い込んでいく。
これが勝つための上策だろう。


(役場の罠にまんまとかかった熊)


ということで、当面は熊に会わない方針でいくことにした。
なので、山に出かけるときには熊鈴をつけて行っている。
実際にここ数年はこの方針でまったくベアーと会うこともなく、
問題がなかったのだが前述のwikipediaで戦慄の走る一行を発見してしまった。

「鈴などは相手に餌のありかを知らせるようなことになり却って危険である」


しかも先日、新しい鈴を買おうとしたところ、
鈴のパッケージに、

「鈴のせいで熊が寄ってくることがあります」

と明記されている。
はあ?つける意味ねーじゃねーか!
こんなの売ってていいんすか!?
熊鈴を着けるなんて基本中の基本の防御策だと思っていたが、
完璧でないどころか、実は逆効果の可能性が高いという。
これからは息をひそめて山に入ることにする。

「逃げる」という手もある。
しかしこんな消極的で、
しかも、そのときどきの環境条件に依存した戦法でいいものだろうか。
そもそも、私はしょっちゅう山に行くのだ。
熊どもの数を減らさない限り、この悩みは一生続く。

しかも血に飢えた黒き野獣であるところのヤツらから、
そう簡単に逃げ切れるとは思えない。
もしかしたら何回かは運良くうまくやり過ごせるかもしれないが、
常に逃げまどっているうちに必ずや私は熊どもの餌食となるだろう。
現状、その悲惨な想像を制御できる材料はほとんどない。



だから結局のところ、私はヤツらと戦わなければならない。
なんと驚くことに実は追い込まれているのは私の方だったのだ・・。
ということで私の方針はさっそく、

「回避」から「積極決戦」に変更を余儀なくされてしまった。

いつか戦うことになるのなら、
それに基づいてきちんとそれに対する準備をしておくべきだ。



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| T U | その他 | 11:39 | comments(2) | trackbacks(0) |
ベアーハザード1 〜熊いすぎ

秋田に住んでるもんだから私はマウンテンにしょっちゅう行く。
春は山菜、夏は登山、秋はキノコと、
もう10年近いキャリアになるので知識も経験も装備もだいぶ板についてきた。
そろそろ1回くらいあえて気軽に遭難くらいしてみてもいい頃かと思っているくらい。
不謹慎な言い草ではあるが、それくらい秋田の山々は魅力的なのだ。
今こうしていてもブナの葉が落ちる季節が待ち遠しい。
嗚呼、山に抱(いだ)かれたい。


(最高な岩見三内のマウンテン)

しかし、これだけ山を愛し続けているにも関わらず、
未だに一つだけ解決の糸口さえ見いだせていない大きな問題がある。

それはもちろんベアーの件だ・・。

遭難に関しては装備と知識を万全にしておくことである程度は対処できるだろう。
しかし、この熊どもに深い山奥で遭遇してしてしまったらどうしたらいいのだろう・・。
実は夢の中ではしょっちゅう熊に遭遇し、
そのたびに敗退し、散々に追い詰められた上で、
惨憺たる死に方をいつもさせられている・・。



しかもひょんなことからこの事件について知ってしまったものだから、
私の恐怖心はもうマキシマムだ。
 → 北海道三毛別羆事件

北海道には体長2mを越えるヒグマという凶暴な肉食ベアーがうようよといて、
そこら中をうろついている。
私はそれ故にいつも北海道人のために祈りたい気分になり、
同時に秋田にはヒグマが存在しないということに、
とても言い難い幸福感を感じているが、
それはもちろん秋田にいるクマが安全だということを少しも意味しない・・。

最近でもまた新聞やTVでは連日のように、
人里にまで邪悪な熊どもが出没したというニュースが流れ、
先日も広面で発見された熊は秋田市民を恐怖のどん底に陥れた。


 (相次ぐ邪悪な熊の出没ニュース)



今年の春先、秋田でも有数の熊どころである岩見三内の老人に、
熊について質問する機会に恵まれたことがあったが、

「最近はあまり熊いすぎて嫌になってくる」

と普通に言っていた・・。
熊を狩っていたハンターであるところ岩見三内のマタギが、
高齢から来るリウマチなどで激減しているのが理由ならしい。
今、秋田のマウンテンはとても危険なのだ。
まず、熊いすぎなのである。




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| T U | その他 | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
「kanna」
息子は学校で「かんな」というあだ名で呼ばれているそうだが、
彼はそれがあまりお気に入りではないらしい。
ヘンな他意はないようで、
ただ「か」のつく名前だから「かんな」ってだけのことのようだけど。
少年の心は繊細なんだろうたぶん。
そうは見えないけど。


ところで思いっきり話はかわるが、
ついこないだの時代まで農村は桶・樽なしでは成立しなかった。
現在のようにプラスチック製品がまったくない時代のことだ。

米や水を入れたりなどの様々な生活容器や
風呂桶、味噌桶、酒樽などの貯蔵容器、さらには輸送用の大型容器などは、
農村には生活必需品なのであり、
そのため、桶や樽への活力ある持続的な需要があったのだ。
昭和初年。
たった70戸くらいだった我が集落にも専業の桶職人が2軒もあったというから、
相当の需要があったことがここからもわかる。
今ではたかが桶がと樽がと、とても想像がつかないことだけれども。





もちろん私の農村だけでなく、全国的にもこの桶樽は必需品であり、
特に江戸期はその技術が発達したことにより、
より精巧で頑丈で大型の樽が出現し、
菱垣廻船、樽廻船などに大きな影響を与え、
江戸期の経済にも大きな活力を与えた。
当時、上方から江戸に送られる「下りもの」と呼ばれた産物は、
すべて樽に入れられて江戸湾にきたのだ。



地味なキャラクターだけども、
かつてのその社会的な存在感はとても大きなものだったのだ。


その桶・樽の製造を可能にしたのが、鉋(かんな)の出現なのだ。


ある時代までは日本に鉋はなく、手斧などで面を平らかにしていたそうだが、
中国から入ってきた鉋の出現ではじめて面を鏡のように平らにすることができ、
精密な職人仕事ができるようになったらしい。
こうなれば技術民族・日本人の十八番だ。
事実、中国で鉋はすたれ、日本でいきいきと発達した。
それがまた、桶・樽の需要をさらに大きくしていったのだ。





そして実は、私の祖父は桶職人だった。




その農村にあった2軒のうちの1軒が私の家なのだ。
田畑も何もなく、自分の腕に鉋一本で家族にメシを食わせる祖父。
そのおかげで祖母や父や叔父さんが育ち、私が生まれ、彼が生まれた。
その源であり桶樽職人である祖父は、
鉋(かんな)なしでは一寸の仕事もできなかったのだ。
つまり、私たちの家族は鉋の恩恵を燦々と受けている家族だといえる。


おいおい、そう考えると、
俺たちにとっては、とてもいいあだ名じゃないか息子よ。






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